そもそも査定書の郵送は必要?
今日考えていたのはこんなことです。
売主様とのご縁をいただく機会の経路として一括査定サイトをよく利用しています。
体感や色々なデータから、一括査定から査定を依頼されてくる方の約80%が明確な売却意思はなく、ただなんとなく価格を知りたいだけなのです。
これは一括査定サイトを利用していない同業の方にかなり驚かれます。
われわれとしては本気のお客様なのか冷やかしの方なのかの判断はできませんので、すべての依頼に真剣に取り組み査定結果をすみやかにお知らせしています。
メールでのお知らせの他に、郵送可能な方には書面の査定書やお役立ち資料などをお送りしています。
この時の作業工程としては、
書面を印刷
↓
その他お役に立ちそうな資料を用意
↓
ファイリング
↓
同封
↓
レターパックでポストへ投函
この作業だけでも1件あたりトータルで30分以上は手が取られています。
そして査定依頼が重なってくると一日の大半を査定業務に費やすこととなります。
徒労に終わってしまう方が多い
しかし実際は上記8割の方は明確な売却意思はなく、そもそも興味本位で現在の価値が知りたかっただけ。
結果さえ分かれば満足ですので、とくに感想をお聞かせいただける事もありません。
メールや電話でのやりとりが最初から最後までゼロの人が大半です。
そんな中でふと冒頭の疑問が浮かびました。
であればこの時間を思い切って省略し、現在売主様からお任せいただいてる不動産の販売活動に充てられた方が有意義です。
言うまでもありませんが、当初から査定結果を郵送希望のオーダーがあったお客様にはよろこんで最速でお送りしています。
実際のところどうだったのか、過去のお問い合わせなどをさかのぼってこの仮説を検証していきます。
日々の業務に忙殺されると、いろいろな事がつい流れ作業になってしまいがちです。
思考停止で業務を行っていると退化するのみです。
小さな気付きを見逃さないようにしていかねばなりません。