マイカーほぼ必須エリアのマンション販売にて
駅から離れた郊外の分譲マンションの売却をお任せいただきました。
駅近マンションの場合はマイカーを所有せずカーシェアで十分!と言うライフスタイルの方も増えてきましたが、郊外型の不動産ではほぼ必須要件となります。
駅から徒歩圏のマンションや戸建て以外のケースでは、やはり駐車場が確保できないと売却は一筋縄では行かないケースが多いです。
資産価値にも影響すると言えるでしょう。
そしてこのマンション。
新築当時は100%の駐車台数が確保されていませんでしたが、現在は100%確保までに至っているとの事。
マンション全体としての資産価値の維持向上、ひいては売却時の足枷になるのではと言う危機感も伴い、管理組合と管理会社の協力体制によってついに実現したそうです。
このお話を聞いていたので1台確保は問題ないであろうとたかをくくっていたのですが、情報収集を進めていくと衝撃の事実が判明したのでした。
2年以上待っても駐車場が空かない
管理人さんからの返答に耳を疑いました。
状況証拠から推理するしかありませんが、どうやらこのマンションの管理規約の改正により数年前からこのような状況になっているようです。
立地的に駐車場が確保できないとなると募集にかなり影響を及ぼしてしまいます。
おまかせいただいた売主様の為になんとか打開策を見出さねばなりません。
すぐに思いつく案から実現のハードルが高い案まで色々と考えてみました。
- 近くの月極駐車場をすべて把握して紹介
- 管理規約の改定を議題に挙げる
- 分譲駐車場に長期間車を停めていない所有者さんへ直接交渉して貸してもらう
- 分譲駐車場に長期間車を停めていない所有者さんへ直接交渉していっそのこと売ってもらう
- 順番が回ってくることをひたすら祈る
様々な案の実現性を売主様とディスカッションしました。
中でも分譲駐車場の所有者へのアプローチはなかなかの妙案です。
情熱を持って動いていると不思議と良い流れを引き寄せる事があるものです。