王子公園駅から徒歩5分以内の好立地な不動産の訪問査定でした。
知り合いに数年間貸されていたそうですが室内の状況は悪いです。
せっかく4方に窓のある大変風通しの良いお部屋なのですが、おそらく換気がされておらずカビだらけ。
なぜかインターホンは取っ払われていました。それも玄関の外側の方のインターホンがです。
個人的な経験では、知り合いや親族に不動産を貸すとロクな事がありません。
良かれと思って相場より安く貸したにもかかわらず、粗末に扱われるケースをよく目にしてきました。
10分程お話しをしていると、何やら我々の同業者らしい方が来訪され玄関前でたたずんでいます。
同時刻に同業の先客がいたこと、そしてなぜかインターホンが取っ払われている状況に戸惑っていたのでしょうか。
そして売主様もまさか同時に2社来られるとは思っておらず、大変驚かれていました。
理由は想像がつきました。
売主様のご親族が今回の訪問査定をセッティングしていた為、意思疎通が不十分だったようです。
戦いの火蓋が切られた
顔見知りの方とのバッティングでしたら世間話なども出来ましたが、お互い初対面でめちゃめちゃ気まずいです。
弊社は2名、あちらは1名。数の上ではこちらが有利です。
先に動くか?格闘スタイルは?武器の種類は?間合いを探りながら両者にらみ合い。
先手を切ったのは相手方でした。
室内の状態が非常に悪いことや、その他ネガティブな要因を指摘され、買取りと思われる金額を提示して数分で退出されました。速攻です。
買取り査定の場合は、1円でも高い金額提示がある会社を探す事が目的です。
同時査定はたしかに合理的かもしれません。
しかし仲介の場合は状況がまったく異なると私は考えています。
かぶらないように1時間以上は時間をずらして各社の話しに耳を傾けてみてください。
しっかりと各社の強みや販売戦略や査定額の根拠、担当者の人物像などを確かめてほしいです。
結果的にいちばんピンとくる不動産会社が見つかるのではないでしょうか。