旅行気分で遠方の古民家へ
以前にマンション購入のお手伝いをさせていただいたお客様からご連絡。
相続された少し遠方の古民家の売却相談です。
このように困った時に思い出してもらえると嬉しいのが我々不動産屋の習性です。
いつも以上にやる気がみなぎります。
普段は半径10km圏内でのお仕事がメインですが、今回は直線距離で40km、片道約1時間のエリアです。
神戸市民には日帰り旅行や移住先として人気の観光地です。
江戸時代には宿場町として栄えた名残りで町屋や古民家が建ち並び、周辺には田園風景のひろがるなんとも素敵なエリアです。
ご相談を受けた不動産のあるエリアは
”重要伝統的建造物群保存地区”
に指定されていました。
文化庁のサイトによると
我が国にとって価値が高いと判断した城下町,宿場町,門前町など全国各地に残る歴史的な集落・町並みの保存を目的とした地区
というエリアです。
エリア外でもやることは変わらない
年に数件は大阪方面などのご依頼もいただきますが、今回はまったく取引実績のないエリアです。
土地勘はありませんが、やることは基本的には変わりません。
役所へ出向いて法規関係の調査や査定業務を行っていきます。
大半の調査項目は行政のサイトに公開されていますのである程度の下調べは可能です。
なによりも重要なのはやはり、実際に現地に赴き書類上では分からない点の確認とそのエリアを肌で感じること。
ご相談いただいた売主様としては
土地勘のある地元の不動産屋さんに依頼をするか
顔見知りの気心しれた不動産屋さんに依頼するか
相当悩まれたと想像します。
弊社に白羽の矢が立ったと言うことは、マイホームのご購入時にご満足いただけた証しだと捉えています。
その信頼を裏切らないよう、しっかりと売却させていただきます。
どんな素敵な買主様が現れるのか、楽しみがまたひとつ増えました。